オレ様の部屋

〜物語はここから始まった〜

ロケット村に初めて行ったとき
SHIN-RA TYPE26 にて
再びシドの家にて
シエラの回想
コックピットのシド
再びシドの家、シエラと
タイニー・ブロンコ不時着

 

 

 

●ロケット村へ初めて行ったとき●

クラウド「艇長?」

村人  「この村のことなら艇長に聞いてくれ。
     ここを仕切っているのはアイツだからな。」

     「艇長は神羅カンパニーがまだ
      宇宙開発に手をだしていたころのパイロットさ。
      世界初の宇宙飛行士になる予定だったのだが。      

      ま、ちょっとした事故があってな。
      で、まあ、それ以来ここで
      宇宙に飛び立つ夢を見ながらくすぶってるってわけよ。」

村人  「ここの住人はみんなロケット打ち上げ計画のときの
      メカニック仲間なんだ。」

   (タイニー・ブロンコを前に)

クラウド 「いいな、これ」

エアリス「もらっちゃお?ね、クラウド」

シエラ  「あの……なにか」

クラウド 「いや、何でもないんだ。見せてもらっていただけだ」

シエラ  「もしそれが使いたいなら、艇長に聞いてください。
      艇長はきっとロケットのところにいると思います。」

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●SHIN-RA TYPE26にて●

シド  「おまえたち何だ」

クラウド「艇長がここにいるって聞いて来たんだ」

シド  「艇長だと?艇長とはオレ様のことだ!」

シド  「親からもらった名前はシド。みんなは艇長って呼ぶけどな。
    で、何の用でい?」

クラウド「このロケットのこと、教えて」

シド  「おっ、若いもんにしちゃ、なかなか感心じゃねえか。
    よし、ここはオレ様自ら説明してやることにしよう」

「長くてくだらない戦争中に、神羅カンパニーがいろんな技術を開発したのは
知ってんだろ?今は魔晄屋だが、むかしは兵器開発会社だったからな。
そんなかでよ、ロケットエンジンができちまったんだ。
こりゃ宇宙へ行けるってんで大騒ぎょ。
夢はどんどん広がった。
予算もバカスカつぎこんで試作、試作、また試作!
で、完成したのが、この神羅26号。
パイロットには神羅一、いや、世界一のウデを持つオレ様が選ばれた。
ま、当然といえば当然だわな。
いよいよ迎えた打ち上げの日。何もかもうまくいってた。
ところがあのノロマのシエラのせいで打ち上げはおじゃん。
それがケチのつきはじめよ。
神羅は宇宙開発計画をすてやがった。
あれだけ『これからは宇宙だ!』なーんて言って、希望もたせてやがったクセによっ!
魔晄エネルギーが金になるとわかったら、もう終わりだ。
宇宙計画なんて誰も見向きもしねぇ。
かね、金、カネだぁ?
オレ様の夢をソロバンかんじょうだけでぼうにふるなぃ!」

「見ろぃ……このサビだらけのロケットを。
こいつで、オレ様は宇宙へ飛び出す最初の男になるはずだった。
今じゃ、毎日ちょこっとずつ傾いてらぁ。
このぶんだとコイツが倒れるのが先か、オレ様がおっちぬのが先かってぐらいだ。
今回の、若社長が来るって話だけがオレ様に残された最後の望みさ……」

クラウド「ルーファウス、来るって?」

シド  「おう!、きっとよ、宇宙計画が再開されるって話しにちげえねぇ。
     やっぱり若い社長にかぎるぜ!夢があっていいやね。」

クラウド「タイニー・ブロンコ、貸して」

シド   「な〜にバカなこと言ってやがるんだ!あれは大切なものなんだ。貸せねぇよ。」

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●再びシドの家で シエラとの会話●

シド   「ケッ!シエラよう。
     どうしてテメエはそんなにどんくせえんだよ!」
     客が来たら茶くらい出せよな、このウスノロ!」
シエラ  「ご、ごめんなさい」

クラウド 「俺たちのことは気にしないでくれ」

シド   「うるせぇ!ウダウダ言うな!客はイスにすわっておとなしくしてろ!
     あ〜〜っ!ハラが立ってきた!
     おい、シエラ!オレ様はタイニー・ブロンコを
     整備しに裏庭に行ってるからな!客に茶ぁ出しとけよ!!わかったな!」

エアリス「むっか〜〜!!たいど悪いわよ」

クラウド 「悪かったな、俺たちのせいで」

シエラ 「とんでもない。いつものことです」

ティファ 「……いつものこと?
     どうしてシドはあなたにあんなにつらく当たるの?」

シエラ 「いいえ、……私がドジだからしょうがないんです。
     私があの人の夢をつぶしてしまったから……」

クラウド 「何があったんだ?」

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●シエラの回想にて●

シド  「おら、そんなカメみたいにちんたら仕事してるんじゃねぇよ。
     お月さんが待ちくたびれてそっぽ向いちまうぜ!」
シエラ 「すみません」
シド  「そんな酸素ボンベなんかをいつまでもガチャガチャ、チェックしてんじゃねえよ!
     おいシエラよう、おまえがマジメまのはいいんだけどよ、
     そんな酸素ボンベ、いくらチェックしてもムダだぜ。
     そんなもん、天地がひっくり返ったって、壊れやしねぇんだから」
シエラ 「…え、でも…」
シド  「でももヘチマもねえ!!おめぇはバカじゃねぇんだから、
     もちっと手ぎうわよくやれよ」
シエラ 「こめんなさい……」

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●コックピットのシド●

管制官 「パイロット シド、緊急事態です!
     まだ船内のエンジン部にメカニックが残っています!」
シド   「何だって!? どこのバカやろうだ?」
管制官 「わかりません、エンジン部とつなぎます」
シド   「おい、コラ!そんなところにいるのはどこのバカやろうだ!?」
シエラ 「艇長、私です。シエラです。
      私にかまわず、打ち上げを行って下さい。」
シド   「シエラぁ!?いまごろなにしてやがんだ!」
シエラ 「どうしても心配だったんです。
      酸素ボンベのテストで満足のいく結果がえられなくて」
シド   「バカやろう!そこはなあ、打ち上げのとき、
      うんこっカスも残んねぇほどバカ熱くなるんだ!
     そんなところにいたら、一瞬で黒コゲだぞ!
     おまえ、死んじまうんだぞ。わかってんのか!」
シエラ 「いいんです。これさえ直せばロケットは打ち上げできるんです。
     もう少しで終わりますから。」
シド  「何がもう少しだ!おまえ死んじまうんだぞ!」
管制官「シド!カウントダウン開始だ。もう間に合わない!」
シド  「お、おい、ちょっと待て!まだシエラが残っているんだぞ!」
管制官「どうずるシド? 
     ここで中止すれば、次の打ち上げまで6ヶ月かかっちまうぞ!」
シド  「くっ……シエラのヤロウめ……オレ様を人殺しにする気か?」
   
シエラ「艇長」
シド  「シエラか?」
シエラ「7番ボンベまでチェック終わりました。
     8番ボンベが終わればオールクリアーです。」
シド  「シエラ……はやくしろ……このままじゃ死んじまうんだぞ……」
管制官「エンジン点火30秒前。カウントダウンを開始する。
     シド、シエラのことはあきらめろ。
     もう間に合わない!」
シド  「オレは……オレ様は……オレはどうしたらいい……?」
管制官「エンジン点火まで15秒。船内温度上昇中」
シド   「ああ、月が……宇宙が……オレ様の夢が……」
管制官「エンジン点火!」
シド  「ンガーーーーーーッ!!」 

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●再びシドの家、シエラと●

シエラ「あの人は、私を助けるためにエンジンの緊急停止スイッチを押したのです。
    それ以後、宇宙計画縮小が決まって、ロケット発射は中止になりました。
    私のせいで、あの人の夢が逃げていったんです……。
    だから……いいんです。艇長がどう思おうと、
    私はあの人に償わなくてはなりません。」

シド 「シーエラッ!ま〜だ茶を出してねえな!」
シエラ「ご、ごめんなさい」
シド 「ほれ、とっととすわれ!オレ様のもてなしが受けられねえってのか?
   (足をテーブルに乗せる) おそいな、ルーファウスはよ。」

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●タイニー・ブロンコ不時着●

シド   「こいつはもう飛べねえな」

クラウド「ボートのかわりに使えるんじゃないか?」

シド   「けっ、すきにしろい」 

クラウド「シド、あんたはこれからどうするんだ?」

シド   「さあな。神羅とは切れちまったし。村はあきたし」

クラウド「奥さんは、シエラはいいのか?」

シド   「奥さん?笑わせるなぃ!シエラが女房だなんてトリハダがたつぜ。
      おまえらはどうするんだ?」

クラウド「セフィロスという男を追っている。
    神羅のルーファウスもいつか倒さなくちゃならない」

シド  「なんだかわからねぇが……おもしろそうじゃねぇか!
     オレ様も仲間に入れろ!
     よろしくナ、クソッタレさんたちよ!
     この時代、神羅に逆らおうなんて、
     バカヤロウのクソッタレだ!気に入ったぜ!」

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