いてーな

「おめーのカラダぁ、石で出来てるのか!?」
出会い頭にぶつかって、まだ目の前に星が飛んでいるシドは
無表情なヴィンセントに苦情。
「特にどうということはなさそうだが。」
「けっ、オレさまの額なんざ、ツバでもつけときゃ!」
はずしたゴーグルを大事そうに点検した。
「壊れたようにはみえないが?」
シドの手から取上げた途端、こめかみを汗がひとしずく
つたったことにヴィンセントは気がつかなかった。
『てめ、コノヤロウ、シエラが初めて寄越した大事な……』
声に出して言うわけはない。

E16

 


まかまかさん ありがとう!
01.05.16