Seventh Heaven

その5


「マリンがね…」
ああ、そうだ。マリンに、
「オレがきちんと話そう」
まだうっすらと汗の光る額に、触れるだけのキスをしてから真顔で言った。くすぐったそうに目をつぶるのが、たまらなく愛しい。もうこのまま、何もかも忘れて、ティファだけを感じていたい。

「ゆうべ、励まされちゃったの。」この人の腕枕は多分、世界一快適だわ、ちょっと汗臭いけどね。

 

あのね、マリン。わたしね、バレットのお嫁さんになりたいなって……それで、マリンにどうかなと思って……

ティファがマリンのおかあさんになるの?

あなたのおかあさんは、あなたを生んでくれた、そして育ててくれた、マリンは覚えていないか……

うん、

そうだよね、私とのほうが長い付き合いだもんね。

変な気持ち。だって、ティファはマリンの大事な友達だもん。

あ、ありがとう。それって、一番嬉しいな。

でも、とうちゃんのお嫁さんになってあげてよ。

マリン……

とうちゃんもティファのこと、大好きだし。でもきっととうちゃん、自分からは言わないよ、

えっ!?

だってはずかしがりやだし、

まぁ!

さびしがりやだからね、マリンがお嫁さんにいっちゃったら一人ぼっちになるでしょ。

え?マリン、もう結婚するの!

ううん、まだ好きな人はとうちゃんしかいないから。でも大きくなったらお嫁さんになりたいもん。

マリンはやさしいね。死んだママが聞いたら喜ぶって。

えへ、だからとうちゃんのお嫁さんになってあげて。

いいかな、

当たり前だよ、とうちゃんのこと、よろしくね。

マリンったら!…私のほうこそ、よろしくね。

ずっと友達?

うん、ずっと。

 

 

 

 

「マリンがそんなことを……」
ふと見るといつの間に眠ったのか、優しい寝息が胸をくすぐっていた。

とうとう女房になっちまったか、

……ミーナ、オレはこの子を受けとめてやれるかどうか、
まだ自信はない、正直そうさ。
ただ、
この子の笑顔、
この子のなみだ
この子の怒り
この子の悲しみ
そしてこの子の喜び
この子をだれよりも近くで眺めたいと思ったんだ。
それに、この子になら
ぶざまな、弱いオレを見られてもいい、
そう思うから。

 

 

 

このお話、続きが・・・