Seventh Heaven

その2

「そうか、よく話してくれたな」
「聞いてくれて…、ありがとう」
「区切りをつけてきたのなら、何よりだ。オレもヤツのことは気にならないこともなかったし」
「そう…」
「よし、なら寝るとしよう、おやすみ」

わざとつれなく言った。

「あの、」

シャツの裾をつかんだ手が震えていた。
バレットは息が止まりそうだった。
冷や汗が出た、目をそらすだけで精一杯、やっとの思いで口を開いた。

「いけないな。そんな顔じゃ、……オレは嬉しくない」

 

背中をポンと押されて、寝室へと促された。
「オレはいつでもティファの味方だ」
ベッドに戻って、ますます目がさえてしまった。

どうしよう、私、自分が押さえられない。
こんな気持ち初めて。
クラウドとのことは、一体何だったのかしら?本気だと思ってたのに、カン違いしてたのかな。だからこわれちゃったのかしら。
わからない。

 

早いところベッドを調達しよう。旅が終わったのに寝袋はもうゴメンだ。
そう、冬が来るまでには。溜息をついて天井を見上げた。

…ミーナよう、あの子は自分の気持ちに正直になるのがへたくそなんだ。自分のことよりも、周りのことが目に入ってしまうタイプだな。
それがまたあの子のいいところでもあるんだがよ。
でもそれが度を過ぎても、最後まで通しちまうんだ。ちょっと可哀想に思えることもあったよ。

オレはよう、あの子に同情してるだけかもしれねぇ。村の連中に何を言われるか、予想ぐらいできたのに、連れて降りちまったのも同情かもしれねぇ。それで結局、辛い目をさせちまう。
さっきもあんな思いつめた目で見られて、もうちょっとで……

何の違和感もなくティファを抱いてしまいそうになった。

へっ、オレもたいがい、自分に正直じゃねぇな。あの子ももう立派な大人だ、ついて来るってのがどういうことか、わからないわけもないだろう。

意気地がないのかね、このオレに。
それならあの子にすまないことをしたことになる……女にそこまで思わせるなんてな。
だけど、同情で深仲になるのもなぁ。
戦友だしなぁ、
命のやり取りした仲間だ。
う〜〜ん、
やっぱり、このオレがみんな悪いみたいだ。明日は謝ろう。
寝つけねぇ、きっと寝袋のせいだ。

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