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そして今週は The COVE

  • 2010年7月18日 21:22
  • 日記

先週に続き、今度はムスメと話題の The Cove を第七劇場に見に行きました。

作品もさることながら、劇場にも興味がありましたのでほんとうに楽しみでした。

劇場は何か昔懐かしい風情で、メジャーな興行もの「ではない」、硬派な、2Dの(笑)、アナログの(爆笑)作品のための場所でした。

小学校の頃、年に何度か巡回映画、文部省推薦、のようなものが体育館で上映されたのを髣髴とさせる劇場、という印象です。

さて劇場の感じばかり記していますが The Cove。

一人のイルカ調教師の邂逅物語。それだけ。うむ残念でした。

彼のおもいに間違いはないし、主義主張を持つのは結構、しかし私は同調できない。それだけ。

あいも変わらず、「イルカや鯨は知的な生き物で、牛やブタは家畜だから」というお説から何も変わっていないのもがっかり。

数年前西宮の自然愛好団体(か何か)主催の、海辺の観察会とかに義理で参加したときとおんなじだった。彼らは捕鯨反対を子供らに語りかけようとした。私は危機感を抱き、くぎをさしたのを覚えている。欧米人とくにアメリカ人の捕鯨の歴史を教えずに、日本のそれを忌まわしいものかのように語ってはならぬと。

日本での捕鯨は古くからの文化で、生活のあらゆるシーンに鯨は息づいていたと言うべきだ。

鯨油はもちろん、肉、ヒゲにいたるまで、日本人は命丸ごとをいただいてきたのだもの。誰に恥ずかしいこともない。むしろ草食動物に共食いさせて、ありえなかった病気を作り出してしまった愚を問いたい。

和歌山の、半島の端っこの太地町で生活の糧としてショウに出るイルカ(ツチクジラ)を捕獲していることがそんなに悪いか。高値で買い取られることがいけないことか。それが生活というものだ。

その他のイルカを処分して食べることはいけないことか。彼らは天然ものだから、規格どおりいかないものだ。処分するとき、、いや殺すときに時間が短いかどうかもそう。規格どおりにいかないから残酷なんて、人間の勝手なだけとしか思えない。

作品を通して私の感想をひとつ述べるなら、どうして町民は入り江で起こっていることを隠すのか。

思うには、血の赤不浄に穢れた身を、見知らぬ異国のカメラ取材の前にさらす理由がないから。いかがでしょうか?

イルカとは分かり合える?つながりを感じた??知性がある???

それが捕鯨、イルカ漁反対への理由だと?非常に主観的なものいいではないか。「これは映画である=フィクションである」とクレジットをだすなら、それはそれでいいけどね。ハルヒの世界みたくなってきた。そう考えれば谷川流氏の作品は、本当に示唆にとんだ物といわなくてはならない。

何より、生態系の最上位に位置するので水銀蓄積量が非常に高い彼らを食することが、第2の水俣病を生むとつなげてきたところには悪意を感じた。人間いや、白人並みの知性を有するイルカたちはいけなくて、では、同程度蓄積が報告されているマグロはかわいそうではないの?知性がないからよい、というわけか。

意図的な工場廃水の含有物隠蔽事件と、生態系のしくみを一緒くたに論じているところでアウトだ。ご丁寧に水俣病患者やその家族の慟哭つきには、もう反吐が出た。

そういうことは海底油田にフタをしてメキシコ湾の掃除をしてから聞きたいものだ。

わざわざ足を運んで、高額な料金を使って、なんだか悪いことをしたかもとへこみかけたとき、このお金は配給先や上映会場にも流れるんだ、と、そして私も前から来てみたかった、ナナゲイに来れてよかったと思い直すことにした。

 

 

 

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