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97歳お別れ

この仕事をしていると、お別れは日常の一こまです。

慣れていく自分をいやだとは思わないけれど、そんな自分を不思議に思って眺めている自分がいることに気がつくこともあるのです。

先週、最高齢の入居者だったYさんがお亡くなりになった。97歳でした。

休み明けの朝1番に、担当者が「今朝でした」と知らせてくれた。その3日ほど前に入院になっていたので、お別れも言えず少し残念でした。病気ではなく老衰という。担当は、大往生でしたとしみじみ。興味深かったのは、「最後はおうちが持てたので、きっと喜んでいますよ」という言葉。もう長いこと、各地の病院を転々としていたという。別にYさんが特別不幸ということでなく、わが国にはそういう高齢者はいくらでもいるというはなし。う~ん、あの戦争からここまで国を立て直した人たちが・・・。私のアンテナに引っかかるのはそんな切り口なのです。本当に責任のある人たちは、ほんとうに責任を取ったかどうか?夏になれば毎年繰り返されることで、みんなうすうす思っているはずでしょう。こたえは「まだみたい」って。そうして、本当は責任のない人たちが黙って後始末を続けて今日に至っているということも知っている。

人生の大先輩たちが教えてくれるいろんなこと、その中ですごく重いのは、「人間は死ぬまで生きなくてはならないみたい」ということです。もちろん、死にたくなくても死ななくてはならない、病気の人もいますが、もうしんどいからといって、自分の都合でやめることはどうもできないみたいということです。

たとえ現場に出なくても、かかわりの中で一期一会で仕事をさせてもらっている、つもりです。

Yさん、ありがとう。お疲れ様でした。さようなら。

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