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申し込み取り消しの電話を受ける

10日、私は休みだったが見学者があり、その場で入居の申し込みをしていったらしい。

ところが今日の夕方、取り消しの電話があった。

87歳のお母様の住まいとして当方を選んでいただいたのだが、電話によるとこうだ。

 10日の午後、入居申し込みをして帰宅してから夕食時になっても自室から出てこない。

具合でも悪いのかと、同居するご長女が問い合わせたところ、どうやら見捨てられたような気持ちになったようだということなのだ。見学の際は新築の、バリアフリーの、当方のことを好ましく思ってくださったらしいのだが、子供たちと打ち揃って来場してとんとん拍子に話が進んで、自分の気持ちをあらわせなかったのではないかというのである。

夕食も食べず、翌日も自室に引きこもったまま朝食もいらない、という。あまりの様子に、ご長女が噺を白紙に戻しましょうと提案すると、昼は少しだけ手をつけたということなのだ。

接客を担当した者によると、実際は在宅で介護するのはそろそろ無理なところに来ているので今回は取り消しになったが、今後もご縁をつないでいけばよいだろうとのこと。
そして、初来場の際は、大人数でわいわいとした雰囲気は良くないと話していた。今回も本人はまんざらでなくても、選択の余地がないかのような盛り上がりが敗因だったと分析していた。まずは担当CMとKey Personが下見して、それから本人を連れて来るぐらい、関係者には入居後落ち着いてから訪問してもらう、ような段取りがうまくいくのではないかと話している。

介護保険第1世代と呼んでみよう、80才後半の世代は自宅で、我が子夫婦に余生を見てもらえることを夢見て、それがステータスのように感じている。高齢になってからの住み替えにはやはり抵抗が大きいようだ。またこれを介護する世代も「施設介護」に負い目を感じている。当方は施設ではないのですが、そのような区別はあまり意味がないようで残念だ。

私たちはこれを忘れることなく、せめて居心地よく毎日を過ごしてもらえるような住まいになりたい。

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