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NHKの番組より

本日放送の追跡AtoZという番組を見た。

「無届老人ホームの闇」

山梨県の無届老人ホームを逃げ出したAさんの証言から、悪質な無届ホームを考える内容であった。

内容は

1)無届の有料老人ホームの存在

2)どうして都会の低所得高齢者が地方の施設に送り出されるのか

の2点であった。

なぜ無届けホームが存在するのか。有料ホームの基準が高いからだ。人員配置の費用は当然利用者に反映される、高くて低所得者層は入れない。

介護保険制度の導入により、低所得者が優先して入所できていた特養が、緊急度と介護度によって入所順が決まるようになってしまったことも知られていないようだ。所得の高い層も特養に入るようになり、「玉突き現象」が低所得者を無届ホームに送り出しているとしたら、何のための介護保険制度かと悲しくなる。

今回取り上げている無届ホームは、特別に悪質な業者と言いたい。

生活保護受給者で介護の必要な高齢者とくれば、はっきり言って「カモ」だ。

保護費は決して「取りっぱぐれない」 介護保険制度も「ばっちり給付される」おいしい制度なのだという。先日千葉県で不正受給していたのを見つけられた無届ホームについて、県の担当は「ケアマネがグルだったんで分からなかったんだ」と責任逃れなことを言うていた。

ちゃんとやっているところをいつまでもネチネチ穿り返していないで、やってるところに騙されてるんだからほんと、情けない、役人て。わが事と思っていないんだからこうなるんだなと、改めて痛感した。

生活保護が悪いとは思わない。

高齢者も現役も、いっしょくたの制度運用が問題だ。生活保護と自立支援はセットだというのはわかる。しかし、介護の必要な高齢者に対して、なにをどう自立支援するのだろうね。保護にいたる事情も戦後の混乱による生活設計の不備とか、個人の努力の範囲外であることも考えると再考が必要と思う。持ち主不明の年金5000万件もあって、正しく給付できていたら保護にならなかったかもしれない人だってたくさんいるのかもしれない。高齢者に対する保護はそういう条件も含めて、ある程度緩やかに考えても言いと思う。実際にわが国があの焼け跡からほんのわずかのうちに立ち直って、独立を維持しているのも、今の高齢者の働きの大きさなしには考えられないんだから。

悪いのは無届けホームの存在と、それを甘んじて許している国なんだから。

老後をどこで迎えるか、なんて心配を取り除いて、どんな風に終わろうか、楽しく思い巡らすことの出来る場所になりたい、と思う。

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