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老人福祉施設で火災

群馬県の老人福祉施設で火災が発生して、入所者の10人が死亡した事件は、続報が入るにつれて悲しい現状が次々浮かび上がってきてやり切れない。

入所者の多くが東京都内から区役所が紹介してきた人という。生保だったり、身寄りがないとか、深刻な話が続く。親族と連絡がついても、すでに縁を切ったのに、などと言い捨てられてしまう人も居たということ。

無届、無認可の施設であることが非難の的になっているようだが、論点がすり返られていることに注意したい。確かに命を預かる施設の基準は厳しくて当然だが、現実とかけ離れた現場を見ていないと感じることが多い。実際に人が死んでいるのだから、今見るところは、基準に達していない危険性だ。しかしわが国の老人福祉政策のお粗末さがこの件で丸出しになったことだ。

この施設の責任者は80過ぎた老人だという。なんだかしんみりする。先週までいた職場の将来を暗示するような事件だと、しみじみと思った3連休明けなのだ。

終の棲家と覚悟を決めて移り住んだのだろうな、そこでたまたま事故に遭って。

お骨になっても誰も迎えに来てくれないなんて、どんな気持ちなのかと思う。福知山線の脱線転覆事故のときにも、亡くなって何日も身元がわからず、誰も迎えに来てくれなかった人が数名いた。不特定の乗り合わせた電車事故とは事情が違って、特定の、お名前も全部わかっている人たちなのに。

捨てられた、こんなことだから、施設介護はそう言われるのかなとしみじみしてしまった。

次の職場はまた高齢者関連の住宅事業、この事件を肝に銘じて勤めたいと思った。

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